平成20年度 地域資源∞全国展開プロジェクト

元気の出る「御食(みけ)つ国志摩」伝承千年の健・美「あおさグルメ」開発事業

    1.本事業に関連する地域の目標及び基本的な方向性について
    (ポイント)
    ・万葉の時代から御食つ国(みけつくに)と呼ばれた志摩。その海で生産される「あおさ」と千年の歴史と伝統のある郷土料理技法を活用した「食」の開発。
    ・平成25年伊勢神宮式年遷宮の参拝客(糖尿病の人やダイエットに関心のある若い女性)が安心して志摩を訪れ、食事ができる健康と美容に良い「食」の開発。
    ・志摩地域や地球環境に貢献する「食」の開発。
    ・産官学(志摩市)と効果的・効率的な連携による事業展開。
    (内容)
    本事業の目標及び基本的な方向性
    本事業は、人々の生活の価値観が、健康・安全・安心・環境重視といったスローライフナライフスタイルへと変化してきていることをチャンスととらえ、「人々に健康という価値」を提供するとともに、志摩市の豊かな海産物などの地域資源を活用した健康・美容に良い新しい特産品開発・販売などの産業を6次産業化することで地場産業の活性化を図り、地域経済の持続的発展につなげ、地域住民の就労の場が安定かつ拡大することを目標とする。
    このことから、「あおさ」の特産品や料理を開発する本事業の基本方向性は、「あおさ」養殖の第1次産業を軸として、第2次産業や第3次産業とを関連強化させることで、健康・美容志向に適合する「健・美食品」6次産業として発展させ、地域資源の付加価値を高めていくものである。自然と共生する農林水産業で生産される産物は安全・安心な産物であるが、「あおさ」は、更に栄養素がバランス良く、そのうえ栄養素が大量に含まれており、健康・美容に良い水産物である。
    この「あおさ」の機能に着目し、本事業で開発する「食」は、ターゲットとして健康・美容志向の若い女性と旅行ができる程度の糖尿病患者や生活習慣病患者(それぞれ予備軍)とする。若い女性については肥満防止、ダイエット効果を訴求していく。また、糖尿病については成人の6人に1人が糖尿病か予備軍という調査効果がある。とくに、平成25年の伊勢神宮式年遷宮には参拝に全国から2000万人が訪れると予想され、多くの糖尿病等(その予備軍)の参拝者が伊勢を訪れるものと推定できる。このためこれらの人々が安心して食事ができりような取り組みは、志摩地方の観光局の増加につながっていく重要な要因と考えられる。さらに、高齢化が進んでいる志摩市の住民への健康食として、病院等の入院患者や介護施設等の入所者等の高齢者をターゲットとしていくこととする。
         

    2.本年度の事業計画と期待される効果について

    (1)本年度の事業の目的及び目標
    (ポイント)
    ・実行委員会の設置
    ・「あおさ」を素材とした郷土料理、既存の商品のデータベースの作成。
    ・「あおさ」を中心とした「御食つ国」伝承千年の健・美「あおさグルメ」ブランド試作品づくり。
    ・アンテナショップによるマーケティング(大都市の大学生に対しては、ダイエット食として、観光客や地元糖尿病患者等には健康食として調査する。)
    ・生産者から加工業者までが一丸となった「食」づくり。

    (内容)
    「あおさ」料理の原材料生産・加工・流通に関わる地元生産業者等の参加・協働(それぞれの強みを生かしたネットワーク化)により、原材料の生産方法、歴史などの由来にこだわり、安全・安心・新鮮さ、美味しさ、健康・美容、環境に配慮した、また自然や四季の移り変わりが感じられる「あおさ」の特産品や料理を他の地元産のヘルシーな農林水産物と組み合わせるなどして、新たな特産品や料理を開発し、名物グルメとして商品化することで、消費者に信頼感のある健康で美容にも良い豊かな食生活を提案するものである。さらに、地域の歴史、文化、暮らしを象徴する「御食つ国志摩」の21世紀の新しい「食文化」の形成を目指すことで、参加する小規模事業者等地域住民に生きがいを感じさせ、挑戦する「勇気」を与えていくものである。

    @全国展開実行委員会の設置
    本事業を円滑に効果的に推進するため、実行委員会組織を設置する。

    A「あおさ」を素材とした郷土料理や既存の特産品などのデータベースの作成
    志摩市にある「あおさ」を活用した郷土料理や特産品及び伝統技法のデータベースを構築することにより、新たな「あおさ」を活用した特産品や料理開発を効果的に行えるようにする。

    B「御食つ国志摩」伝統千年の健・美「あおさグルメ」ブランド試作品づくり
    (持続可能な商品づくり)
    消費者の安心・安全、環境、健康に対する高い関心に答えられる商品を開発するため、すべての特産品や料理にカロリー表示を行う。また、地域との関わりを大切にするとともに、限りある資源を大切にし、食材の地元自給率を高める。また、地元産の「あおさ」を中心に旬の魚介類や青果を使用することで、年中新鮮な旬の食材を味わえる時間のない人のためにファーストフードな「食」と時間がたっぷりある人にスローフードな「食(あおさ御膳)」、さらには食べた人にお持ち帰り用の「あおさ」を使ったおみやげといった名物「御食つ国ブランド」をつくる。また、「ファーストフード」には、洋食と和食の2種類を試作する。また、「あおさジュース」や「あおさ」の入浴剤などの開発も行う。とくに、商品開発販売が持続するためには環境に優しい商品でなければならない。「あおさ」は二酸化炭素の吸収や窒素・リンの回収をするなど環境に優しい食材でもあり、また地元産を使用することで商材の移動距離(フードマイレージ)が短くすることができ、二酸化炭素を削減するなどの環境負担が小さい特産品や料理といった「食」づくりである。

    平成20年10月6日阿児町特産品開発センターにて、あおさジュースの試作・試飲を行いました。
    この日は、シソ、南高梅、夏ミカン、ブルーベリーのエキスにあおさから成分抽出したラムナン硫酸をミックスしジュースとしました。

    委員の皆様の感想は、バラバラ、千差万別。

    果たして商品化されるんでしょうか???


    第2回試作委員会
      動画はこちら

    平成20年9月29日、第2回試作検討委員会が開催されました。この日は、委員の皆様に、それぞれ試作していただいた「あおさ入り」。 を持ち寄っていただき、それぞれの商品の課題点、いいところ自由に発言していただきあおさ関連商品の可能性につき検討していただきました。

    今回大変お世話になった、志摩いそぶえ会さんのHPはこちら。たくさんのあおさレシピが見れます。

    Cアンテナショップによる試作品の試飲、試食によるモニタリング調査
    大都市圏、県内都市、地元でのモニタリング調査を実施することにより、開発した特産品や料理の商品化を図っていく。

    第4回グルメ&ダイニングスタイルショー
    平成20年10月20〜22日、東京ビッグサイトで開催された第4回グルメ&ダイニングスタイルショーに出展。 グルメ&ダイニングスタイルショー
    アグリビジネス創出フェア
    平成20年10月28〜30、アグリビジネス創出展に出展。   アグリビジネス創出フェア

    期待される効果
     肥満・メタぼ・糖尿病の予防に効果があると言われている「あおさ」を地域資源として活用することにより、生産者から加工販売者までが一体となった6次産業として地場産業の活性化が期待できる。前述のように「あおさ」市場は今、転換期を迎えており、これまではほとんどが佃煮の原料として生産していたため単価も低く、競争原理も働きづらかった。しかし今では良いモノを作れば高く売れるという状況になりつつあり技術向上に向けて生産者の意識改革が起こっている。アンケート調査やアンテナショップにより真に消費者が求めている品質が明確化され、それに答えていくことにより特産品としてのポンテンシャルがさらに磨きあげられる。農水商工が連携することにより効果的・効率的な情報発信も可能となり、ブランドとしての知名度も向上し、健康を求める都市部からの誘客を招き観光産業にも好影響を与える。生産量全国一のプライドにかけて生産者から加工販売者までが一丸となって志摩市の経済発展に貢献していくものと思われる。
    さらに、「あおさ」の特産品や料理開発に参加したい事業者は本事業に自由に参加することができ、また特産品や料理を販売することができる。また、市場に出荷できない高齢者等の小規模生産者も「あおさ」を始め他の食材を提供することで経営の持続性が維持可能となる。「おあさ」の特産品や料理開発は、市場価値のない地域資源の活用や小規模事業者、地域住民等地域の多様な主体が参加する「食」の6次産業化でもあり、地域経済の活性化をもたらしていく。また、地域住民のアイデアなども「あおさ」の特産品や料理開発に積極的に取り込むこともでき、地域住民の生き甲斐づくりにもつながる。「あおさ」の特産品や料理開発は、地域の総参加による地域が誇れる食文化として進化していくことになる。さらに、地域の食材を使用し、地域で「あおさ」の特産品や料理を製造販売していくことから、資金が地域内で巡回することになり、新たに生じた付加価値は地域の新たなビジネスに投資されることが可能となるなど地域内資金循環が生じ、新しいビジネス持続的に生まれる基盤が形成されていく。
    ニッポンいいもの再発見に出展  2009年2月3日〜6日(東京ビッグサイト)


    当日は、自慢のあおさハンドクリーム、あおさ醤油・たまり、あおさ潮羊羹、あおさマドレーヌ、あおさジュース、あおさクッキー、あおさまん。
    を持ち込み試食・試飲をしていただきました。いずれも大好評で確かな手ごたえこ感じた商談会でした。

    あおさ関連商品パンフ
     

      志摩市商工会のブース

      三重県メディア交流会の模様(東京椿山荘)

    20年度地域資源∞全国展開プロジェクト(農商工連携枠)

     成果報告書(PDF 498KB)                                

   

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